【記事】 汚染されたラッコを救え~エクソン・バルディーズ号原油流出事故、ボランティアの記録~ | Oiled Otter Odyssey 

今回は、Oiled Otter Odysseyというドキュメンタリーをご紹介します。1989年に起きたエクソン・バルディーズ号原油流出事故にボランティアとして参加した人々の記録です。
字幕をつけましたので、日本語字幕をオンにしてご覧ください。

厳密にいうと記事ではありませんが、自分で撮った動画ではありませんので記事でのご紹介とします。
日本語の字幕について、致命的な間違いがありましたら、こちらからお知らせください!

解説

1989年3月24日、ヴァルディーズを出発した巨大タンカー、エクソン・バルディーズ号はプリンス・ウィリアム湾のブライ岩礁で座礁し、1100万ガロンの原油を流出させました。流出した原油は湾内のみならず、アラスカの海を広範囲にわたり汚染し、そこに住む多くの生き物に大打撃を与えました。

エクソン社は浄化計画の一部として、ヴァルディーズ、スワード、ホーマーの3か所にラッコ救護センターを開設しました。この動画は、スワードに開設されたレスキューセンターにボランティアとして携わった、ボランティア5人を記録したドキュメンタリーです。

実際に原油に汚染されたラッコの洗浄の様子や、保護されたラッコたちの様子を見ることができます。また、これらのラッコのために24時間体制で対応している献身的なボランティアたちの姿に、胸を打たれます。

日本語でこのドキュメンタリーを紹介しているものがないと思われましたので、今回動画に字幕をつけて紹介させていただきました。もとの動画はArchive.orgで公開され、クリエイティブ・コモンズにより非営利での再配布が許可されていますので、ダウンロードし字幕をつけてYoutubeにアップロードしています。そのため広告表示はしていません。


ボランティアの一人が言っているように、このドキュメンタリーフィルムが多くの人を啓蒙し、自然と人間の関係について理解を深め、自然を守るために何ができるかを考えるきっかけになってもらえたら嬉しく思います。