【記事】ラッコと関わる仕事(6) 獣医師 | Otter Careers 6 : Sea Otter Veterinarian

6回シリーズで、Otter Projectのウェブサイトから"Otter Careers"を一つずつご紹介しています。最終回は、モントレーベイ水族館の獣医師、マイク・マリー博士です。

モントレーベイ水族館 マイク・マリー獣医学博士

どんなお仕事ですか?

 

わたしはモントレーベイ水族館の専属獣医師です。飼育されているラッコの定期的な健康管理や、弱っているラッコが保護された際、1年365日1日24時間緊急対応しています。また、海洋哺乳類の研究をする多くの研究者たちのために、医学的・外科的な活動をしています。


どんな勉強が必要なのでしょうか?


私は学士を得てその後4年間獣医学の専門大学へ行き、獣医学博士号を取得しました。

どのようなカリキュラムが必要なのでしょうか?

この研究は、科学や医学、生物学、数学、話術、書く技術、そして膨大な量を読みこなす力が必要です。

重要な職務経験は?

私は米陸軍獣医団とも仕事をしましたし、ペットの犬や猫の獣医としても働きました。また、動物園やエキゾチックアニマル(特殊なペット)の経験もあります。


この仕事に必要なパーソナルスキルは?

忍耐力、粘り強さ、コミュニケーションスキル、自信、そして好奇心です。

仕事で一番楽しいと思えることは何ですか?

一番いい点は、動物たちと関わることができるということです。モントレーベイ水族館の職員は一貫して世界最高レベルで、その貢献度は非常に重要です。科学的で保護活動を基本とした施設での仕事は全体的に毎日非常に充実感を与えてくれます。

仕事で一番嫌な部分は何ですか?

嫌な面というと、弱った動物たちを管理しなければならない*というネガティブな面です。どれだけ力を尽くしても、全ての動物を助けることはできず、多くが死んでいくということです。

*訳者注:「弱った動物たちを管理する」とは、治療を施すほか、どうしても駄目な場合は(協議のうえ)安楽死という選択肢を選ばざるを得ないという意味も含んでいるのではないかと思います。安楽死させるのは獣医師の役目です。

何故ラッコと関わる仕事をしようと思ったのですか?

特にラッコに関わろうと思っていたわけではありませんでした。ラッコは、モントレーベイ水族館の動物の健康管理を行うという私の責任の一部です。ラッコと関わる機会があり、ラッコが沿岸生態系で非常に重要な側面を持っているということを理解しました。

その仕事が重要だと思った理由は何ですか?

獣医師は、飼育下の動物の管理をするために様々なスキルを駆使します。特にラッコに関して言えば、例えば手術のような、そこで用いられる工程の多くは、獣医師が受けてきたトレーニングを必要とします。

その仕事に興味を持ったら、どんな勉強をするべきでしょうか。

私にとっては最も重要な面は読む力と数学です。医学(獣医学を含む)は膨大な量を読むことを要求されますし、全ての科学は数学という基礎の上に成り立っています。ですから、科学に対する興味を向上させ、特に数学と読む力をつけることはこの分野では非常に重要です。

ラッコについてより多くのことを学べるようなウェブサイトはありますか?

らっこちゃんねるより

マリー博士は、モントレーベイ水族館のブログでこう言っています。


土曜日の夜7時になって、仕事に呼ばれることもあります。予定なんて全部白紙です。私の妻は非常に我慢強くならなければなりませんでした。素敵なディナーに行く予定がだめになってしまった、と妻に言わなければならないこともしょっちゅうです。何かの動物が水族館に運び込まれたらしい。そういうわけで、素敵なディナーの代わりにバーガーキングへ行くことになってしまうのです。

でも、動物たちに対して道義的な責任があるということは分かっています。その責任を非常に真剣に受け取っています。