【記事】海洋哺乳類保護法違反のカヤックが目撃される | Kayakers spotted violating Marine Mammal Protection Act

本日は、2015年8月10日にYouTubeで公開されたラッコに対するハラスメント動画と、それを取り上げたNews Channel 5の記事"Kayakers spotted violating Marine Mammal Protection Act"をお届けします。動物の保護と観光、レジャー。線引きをすることは難しいですが、動物たちは逃げることができません。人間が解決しなければならない問題です。

らっこちゃんねるより

Sea Otters of Monterey Bay はモントレーを中心に、ラッコやアザラシ、海鳥などの野生動物を紹介しているアカウントです。この方はYouTubeチャンネルでもモントレー湾に住む動物たちの生き生きとした姿を見せてくれています。また、時には釣り糸に絡まって傷ついたアシカの映像なども紹介し、海の環境保全や人々の野生動物保護への関心を高めるために力を尽くされています。らっこちゃんねるもこの方のFacebookやYouTubeアカウントをフォローしていました。

 

2015年8月10日、この方がある一つの動画を投稿され、らっこちゃんねるのFacebookやtwitterでもご紹介しました。

It is not just the seals that are being harassed. Our threatened sea otters are enduring even more harassment than the...

Posted by Sea Otters of Monterey Bay on 2015年8月10日

「ハラスメントを受けているのはアザラシだけではありません。私たちの希少な動物であるラッコは、アザラシよりももっと多くのハラスメントに耐えています。ここでご紹介する2つのビデオは、海洋哺乳動物保護法(Marine Mammal Protection Act)違反です。もし、カヤックの行為が問題ないと感じるなら、私たちが撮影した多くのビデオのうち、この2つが証拠となりますから、ぜひご覧ください。こうした行為は止めさせなければなりません!ラッコは絶滅の危機に瀕しておりここモントレー湾で大変な思いをして生きています。海というのは厳しい環境であり、そうした自然に起こるストレスで十分苦しめられていますから、追いかけまわしたり追いつめたり、文字通り轢いたりするなどして更にストレスを加算しそれに耐えさせるべきではありません。ラッコは1日の1/3を寝ることに、1/3をグルーミングすることに、1/3を食べることに費やします。このサイクルは生きていくのに必須であり、カヤックやパドルボートが流入することで日々このサイクルが崩壊してしまっています。すべてのカヤック乗りやパドルボート乗りが野生生物を邪魔しているわけではないということは私たちも分かっています。しかし、残念なことに、海上においてその数が非常に多くなってしまい、こうした日常サイクルの崩壊もまた常に起こるようになってしまいました。また、自分でカヤックなどを買い、野生生物や自然保護区における法律について何も学ばずに海に出てしまう人も増えています。(※訳者注:カヤックをレンタルする場合は、野生動物との間で取るべき距離などについて注意事項を告げられます)私たちは、野生動物からカヤック10艘分の距離を保つよう、人々に忠告しています。それより短かければ、距離は不十分なのですが、そうした行動を何度も目撃しています。動物の行動が変わってしまうようならそれは近すぎるということであり、もしくは100フィート(約30m)、カヤック10艘分から200フィートは離れなければならないと法律に書かれています。

もしこのような法律違反者を目撃したら通報して野生動物たちを助けてください。写真などで撮影し、どんな情報でもいいので提供してください。

この自然保護区は特別な場所であり、愛らしい、野生のラッコたちは大切にされるべきなのです」

この方は当局にこの映像を提出し、調査が行われているようです。今回は、この動画を入手したあるメディアの記事をご紹介します。この記事には動画へのリンクはありませんでした。調査中とのことで、メディア側から公にできない理由がなにかあるのかもしれません。

海洋哺乳動物保護法違反のカヤックが目撃される

こうした邪魔に晒され続けるのは1,000回鞭打たれ死ぬようなもの

Elkhorn Slough is home to vital wetlands and cute animal life
Elkhorn Slough is home to vital wetlands and cute animal life

カリフォルニア州モントレー:ニュースチャンネル5は、海洋哺乳類保護法違反を撮影したビデオを入手した。その動画では、モントレーハーバー沖で2人のカヤック乗りが野生動物に接近しすぎているのが目撃されました。このようなことをするのは、偶然もしくは、無知からくるものだ。しかし、接近しすぎた結果、私たちが思いもよらないことが起こってしまう。


「ここモントレー湾海洋保護区における違反の中で最も多いのは、恐らく海洋哺乳類への邪魔でしょう」モントレー湾国立海洋保護区の連邦規制コーディネーターのスコット・キャシーは言う。


我々はキャシーに、ある若者が6頭から8頭ほどのラッコの数フィート内に漕いで行く動画を見てもらった。その動画の中で、男性は1頭のラッコをカヤックで轢いていた。


「背後から波が来たため、何とかしようと思ったようですね」とキャシーは見る。「しかし、カヤックの操縦に熟達しているようには見えません」


我々はツアーを行ったり、カヤックやパドルボードのレンタルを行っているモスランディングにあるカヤックコネクションにもこの動画を見てもらった。マネージャーはラッコを轢いた動作が「露骨」だと言う。カヤックがラッコにそれほど近づきすぎることにも驚かないとも言った。


動物に接近するのを抑制するため、カヤックコネクションでは出発前に顧客にセーフィティビデオを見せ、海洋哺乳類保護法について心に留めてもらうようにしている。この法律は、野生動物を「野生」のままにすることを目的としている。つまり、動物たちとは安全な距離を保つということだ。しかし、場所や時期により基準がことなるため、はっきりしたガイドラインはない。推奨されている距離は約100フィート(約30m)だ。


「動物たちが何等かの反応をしたら、それは近すぎるということです」とキャシーは説明する。


海洋生物の専門家はそうした行動は動物たちにとってストレスになると言う。キャシーはそれを、家のドアをノックして逃走する人が絶え間ない状況に例えている。


「カヤックに乗る人が分かっていないのは、この状況が毎日毎日、毎週毎週続くということです」キャシーは言う。「ラッコたちは体重が減ってしまい、病気や感染症にかかりやすくなり、死ぬ確率も上がります。しかしそれは1,000回鞭打たれて死ぬようなものです。ラッコのそばを通り過ぎる人は、誰もそうしたことがずっと続くとは考えもしないのです。彼らにはそうした関連性が見えませんが、実際そこに確かにあるのです」


 動物を邪魔したり傷つけたりした際の罰金は数百ドルから数千ドル、深刻さによっては刑務所行きになることもある。

News Channel 5
Kayakers spotted violating Marine Mammal Protection Act

Mariana Hicks, POSTED: 11:44 PM PDT Aug 12, 2015