【記事】ジョージア水族館のラッコ啓蒙週間 | Celebrating Sea Otter Awareness Week

本日は、2015年9月23日付の世界最大の水族館、ジョージア水族館のブログから、"Celebrating Sea Otter Awareness Week"をお届けします。ジョージア水族館には5頭のカリフォルニアラッコがいますが、どのような活動をしているのでしょうか。

今までにジョージア水族館を訪れたことがあれば、間違いなくジョージア・パシフィック・コールド・ウォーター・クエストのカリフォルニアラッコたち(オズ、グレイシー、ブライトン、びすくびー、クルーズ)のとりこになったでしょう。訪れた際、ラッコについて何らか学んでいるのではないでしょうか。例えば、ウニが大好きなこと、レスリングをして遊ぶのが大好きなことなどです。でも、ラッコたちがエサの位置を探したり水の流れを察知するのに鼻やヒゲを使うことも知っていましたか?また、ケルプの森を維持することで私たちの海の健全性において非常に重要な役割を果たしていることを知っていましたか?


今週、ラッコ啓蒙週間にふさわしくラッコを認めてもらうために、9月26日土曜日に盛大なお祭りの日で「盛り上がります。カリフォルニアラッコについてより面白い事実を見つけ、野生にいるラッコたちを守るためにあなたがどのように役にたてるのか学びましょう!

ジョージア水族館ではラッコたちはどのような健康管理を受けているの?

ここにいる5頭のラッコたちは、動物ケアの専門家、獣医、トレーナーたちから最高品質の予防健康管理を受けています。ラッコは肉食で、野生にいるラッコと同じようにそのエサの多くはカニ、ウニ、二枚貝、ムラサキガイ、ホタテなどです。こうした珍味の多くは固い殻があり歯を傷めるので、ラッコたちは定期的に歯の検診を受け、毎年はのレントゲンを取り、動物ケアのスタッフに歯のクリーニングをしてもらい、歯を定期的に磨いてもらっているのです!ラッコたちに提供している健康管理やその段取りについてはこちらをご覧ください

ジョージア水族館のラッコたちはどこから来たの?

最初に来た2頭、グレイシーとオズは、2005年にジョージア水族館がオープンした時からここに住んでいます。そして2010年ジョージア水族館はさらに3頭のラッコを向かえました。2頭は親とはぐれたラッコで、1頭は寄生虫に感染して動けなくなっていたのを保護されたものです。パートナーである団体や調査保護プログラムと協働し、ラッコの子どもたちの保護とリハビリを行うことができました。この3頭はビクスビー、クルーズ、それからブライトンです。

野生のラッコたちはどんな脅威に直面しているの?

アラスカやカリフォルニアでは、身動きできなくなってしまったラッコの数が増えており、またラッコの子どもが最初の1年を生き抜くことができるのはその25%にすぎません。ラッコに対する脅威は、海に流された漁網に絡まったり、原油流出、シャチやホホジロザメによる捕食などです。実際、ブライトンとクルーズは母親をサメに襲われて、みなしごになってしまいました。こうした脅威のため、カリフォルニアラッコはアメリカの絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律で「絶滅の恐れがある種」として、また海洋哺乳類保護法で「枯渇した種」に制定されています。ジョージア水族館では、

ラッコを守るために、私に何ができますか?

非営利団体として、私たちはこの水族館にいる動物と野生の動物の両方のケアに貢献しています。みなさんが水族館を訪れる度、その入場料の一部はカリフォルニアラッコやベルーガ、アフリカンペンギンや他の素晴らしい動物たちの研究や保護活動を支援するために使われます。もし、直接わたしたちの研究保護活動へ貢献したいと思われるなら、わたしたちの基金に寄付し、私たちが海に役立てるよう支援することもできます。

また、有名シェフのアルトン・ブラウンが主催する今年10年目を迎える‘Aqua Vinoに参加し、カリフォルニアラッコの保護活動に関わることもできます。10月8日に開かれるこの催しは、200種以上のワイン、サイレントオークションやアトランタの最高峰のレストラン30店以上の試食を提供します。最高なのは、こうしたものが全て直接わたしたちのラッコ研究保護活動に使われるということです。

ラッコ啓蒙週間をお祝いするには?

今週中は毎日、ジョージア水族館を訪れると動物ケアのスタッフと交流し、カリフォルニアラッコの面白い情報を見つけることができるかもしれません。一番いいのは、コールド・ウォーター・クエストギャラリーを訪れ、ラッコが水しぶきを上げたり遊んだり(あるいは寝たり)するのを見にくることです。9月26日土曜日には、ラッコ啓蒙週間をまる1日、午前9時から午後4時までお祝いします。今週、ラッコに関する写真や情報や動画をFacebookやTwitterでフォローしてください。

Georgia Aquarium Blog

Celebrating Sea Otter Awareness Week

Written by Hannah Fowler, Digital Media Coordinator September 23, 2015