【記事】保護されたラッコ、コーキー、緊急手術を受ける | Rescued Sea Otter Corky Undergoes Emergency Surgery

※訳者注：翻訳したリンク先の記事には写真が含まれていなかったため、こちらで加えています。

8月、バンクーバー水族館海洋哺乳類保護センターに保護されたラッコ、コーキーが月曜の夜、緊急手術を受けた。手術はラッコでは初の腎摘除（腎臓を取り出すこと）及びラッコでは初の輸血を含むものだった。バンクーバー水族館にいる4頭のうちの1頭、以前に保護されたラッコであるエルフィンが輸血の提供者となった。

WireService.ca Media Release (10/06/2015) ブリティッシュコロンビア州バンクーバー(カナダ）- コーキーは8月13日にトフィーノ付近でバンクーバー水族館海洋哺乳類保護センターにより保護された。当センターはポートメトロバンクーバーにより運営されている。主席獣医師マーティン・ハウリナは、コーキーがボートとの接触により肋骨を骨折し、それが皮下気腫(皮膚の下に空気が溜まる)の引き金になったと述べた。潜ってエサをとることができなかったため、コーキーは野生では死に直面してしまうため、治療のため保護センターに送られた。

皮下気腫が快方に向かうと追跡検査が行われた。検査からは、最初の外傷から片方の腎臓が破裂し、それにより大量の血液が流れ出ていることがわかった。今週の月曜までには、コーキーに手術が必要であることは明らかだった。ハウリナ博士は第1回動物福祉に係る学際会議でキーノートスピーチをするためメキシコシティに滞在中のため、増援チームが招集された。

シアトル動物外科病院の外科獣医師アレックス・アギラ博士とシアトル水族館の主席獣医師レザンナ・レーラー博士が、バンクーバー水族館の獣医師フェローカリサ・タン博士をアシストするために北へ向かった。手助けの旅を決心したのは、非常に簡単だったとレーラーは言う。「私たちは、この素晴らしい動物に最良のケアを与えることを確かにするために協働している、非常に小さな専門医のコミュニティに属しているからです」

バンクーバー水族館の動物ケアチームのメンバーらがまずエルフィンから採血を行い、それを離れた場所にある保護センターへ運んだ。そこでは獣医たちのチームがいくつかの救命措置を行った。腎摘除、膀胱切開し膀胱から血栓を取り出し、輸血を行った。手術は想定通りに進んだ。コーキーの予後については非常に慎重であり、引き続き海洋哺乳類センターで24時間体制のケアを受けることになる。

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バンクーバー水族館は独立運営の非営利団体で、救出され、リハビリを受けている動物たちへのこうした24時間体制のケアに対し、資金を受けていません。このラッコや同じような動物たちを助けるために、海洋哺乳類保護センターの寄付ページをご覧ください。バンクーバー水族館は、怪我などで弱っている海洋哺乳類を発見した際は、レスキューセンター（ 604 258 7325)へ連絡するよう、通知しています。

バンクーバー水族館海洋哺乳類保護センター

バンクーバー水族館海洋哺乳類保護センターはポートメトロバンクーバーが提供し、ティーカイシッピングに援助を受けています。このセンターは病気、もしくは親とはぐれた海洋哺乳類のための医療施設です。保護センターは動けなくなってしまった海洋哺乳類を保護し、元の自然の生息地に帰すためのリハビリを行っています。保護センターへの寄付は、www.vanaqua.org/mmrからお願いいたします。

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ハウリナ博士は国外滞在中によりインタビューすることができませんでした。
経緯や手術中のラッコの写真については下記にご連絡ください。

Deana Lancaster 

Communications Advisor 

Vancouver Aquarium Marine Science Centre 

Deana.Lancaster@vanaqua.org

d. 604 659 3752

Wire Service Canada

Rescued Sea Otter Corky Undergoes Emergency Surgery

October 6, 2015