【記事】オーデュボン水族館のラッコ、モリーが他界 | Audubon Aquarium of the Americas Mourns the Loss of Beloved Sea Otter

本日は、2016年3月4日付のAudubon Aquarium News Releaseより、"Audubon Aquarium of the Americas Mourns the Loss of Beloved Sea Otter "をお届けします。1頭のラッコの死は悲しいものですが、その死から学び、他の飼育下のラッコや野生のラッコたちの研究に役立てることにより、モリーの死も報われるのではないでしょうか。

Mollie - Wednesday, November 11, 2015

(ニューオリンズ)- オーデュボン水族館は、水曜日に突然亡くなったラッコ、モリーを失い、深い悲しみにあります。モリーは昨年よりオーデュボン水族館によるケアで継続した管理と獣医師チームとトレーナーらのケアの下にありました。

 

オーデュボン水族館の獣医専門家は病理学者と協力し、死因の究明にあたっています。ルイジアナ州立大学の病理学者とオーデュボン水族館の獣医師らによる初期の検死では死因は決定できず、更なる検査結果と評価を待っています。検査が終了するのは数週間後になりますが、確実な死因は判明しない可能性もあります。

 

 

「動物を失ってしまうことは、単純なことではありません。私たちは動物たちが一緒にいるときも、そして失ってからも、常に動物たちから学んでいるのですから」オーデュボン協会のアソシエイト獣医、トレス・クラーケ獣医学博士はそう言います。「モリーがなぜ死んでしまったか判明させるのは重要なことです。そうすれば、私たちのもとにいるラッコだけでなく、野生にいるラッコも助けられるかもしれないからです」

 

モリーは2014年6月28日、推定3歳の頃、モントレーヨットクラブ近くでモントレーベイ水族館の動物ケアチームにより保護されました。それまで人間に接触することが多かったため、モリーの福祉のことをかんがみ、人間によるケアの下に残されるべきだと判断されました。

 

「モリーをケアする機会を得て、当館の来場者や会員の皆さんにモリーに会っていただくことができ、私たちは非常に幸運でした。モリーは、クララやエマにとっても非常にすばらしい仲間でした。スタッフなみな、モリーがいなくなってとてもさみしがっています」とオーデュボン水族館飼育部長べス・フィルチョーは語っています。

 

ラッコ展示は、引き続きエマとクララを一般公開しています。お悔やみの言葉は当館のFacebookやTwitterページで受け付けています。

《動画の抄訳》
オーデュボン水族館の獣医師、トレス・クラーケです。残念なことに、本日、当館の仲間を一人失いました。モントレー湾で保護されたカリフォルニアラッコのモリーです。昨年11月に当館へ来ました。当館ではラッコたちに非常に高品質なケアを与えています。当館とルイジアナ州立大学病理学者による初期の検死では死因を特定できず、さらなる検査結果を待っています。死因の特定は当館のラッコだけでなく、野生のラッコを助けるためにも重要です。

Audubon Aquarium News Release

Audubon Aquarium of the Americas Mourns the Loss of Beloved Sea Otter

 

March 4, 2016