【記事】ジョージア水族館 ラッコ啓蒙週間の主役たち | The Stars of Sea Otter Awareness Week

本日は2016年9月20日付のGeorgia Aquarium Blogから、"The Stars of Sea Otter Awareness Week"をお届けします。ジョージア水族館の5頭のカリフォルニアラッコたちについての紹介です。

9月18日から24日までのラッコ啓蒙週間の間、ぜひ当館のラッコや世界中のラッコたちをお祝いするのに加わってください!ここジョージア水族館では9月23日午前11時から午後2時まで特別教育プログラムを行います。カリフォルニアラッコやラッコ保全のために何かできるかについてより多くを知ることができる機会です。ジョージア・パシフィック・コールド・ウォーター・クエスト(訳者注:ラッコ展示があるコーナー名)には5頭のカリフォルニアラッコたちが暮らしています。2頭は2005年にジョージア水族館がオープンした際に当館に来ており、残りの3頭は2010年に保護されたラッコたちです。

ブライトン
ブライトン

保護されたラッコで若いほうのラッコ、ビクスビー、クルーズ、ブライトンはカリフォルニアラッコの生息地である、カリフォルニア沿岸の地名からつけられました。ブライトンはメスで生後12週間で発見されましたが、親とはぐれてしまったか、早めに親離れしてしまったと考えられています。ブライトンはアメリカ魚類野生生物局から野生に返せない個体と判定されました。モントレーベイ水族館のラッコ保護プログラム(SORAC)で診察とケアを受け、その後ジョージア水族館で過ごすことになりました。

 

ビクスビーとクルーズは2010年8月に保護されました。ビクスビーは生後4週間、クルーズは生後2週間の赤ちゃんで、カリフォルニアの別々の場所で発見されました。2頭とも、サメに襲われて母親を亡くしていることがわかりました。運よくどちらも比較的健康な状態で発見されました。しかし、SORACで代理母の都合がつかなかったため、野生に返すことができない個体と判定されました。ビクスビーもクルーズも2010年9月にジョージア水族館へやって来て、24時間体制の特別なケアを受けました。ブライトン、ビクスビー、クルーズは現在6歳になり、元気で暮らしています。

ビクスビー
ビクスビー
クルーズ
クルーズ

グレーシーとオズは2005年にジョージア水族館が開館した際にやってきました。グレーシーは現在19歳になるメスで、赤ちゃんの頃親を失いカリフォルニアで発見され、アメリカ魚類野生生物局から野生に返すことができないと判定されました。オスのラッコ、オズとジョージア水族館へ到着する前、グレーシーはいくつかの水族館・動物園でケアを受けていました。グレーシーは高齢ラッコの兆候を見せているため、個別のケアと補助を受けています。可動性と健康状態が、高齢期に入ったからです。グレーシーについて詳しくはこちら(訳者注:【記事】ジョージア水族館の高齢ラッコに特別なケア | Gracie the Sea Otter Receiving Specialized Care)をご覧ください。15歳になるオスのラッコ、オズは動物園・水族館で妊娠・出産・母親に育てられた初めてのカリフォルニアラッコです。オズはオレゴン動物園から2005年10月にジョージア水族館に到着しました。オズはよく岩のトンネルの中の浅瀬の辺りにいます。

グレーシー
グレーシー
オズ
オズ

9月18日から、カリフォルニアラッコについて一緒にもっと学んでみませんか。ラッコ啓蒙週間の間、毎日当館のスタッフとラッコについて話したり、面白いことを学んだりできます。23日の金曜日午前11時から午後2時まで、ラッコのエンリッチメント用の道具で遊んだり、ラッコとカワウソの違いについて学んだり、塗り絵をしたり、その他にもたくさん、様々なアクティビティに参加できます。詳しくは、こちらをご覧ください。www.georgiaaquarium.org/sea-otter-awareness-day

 

ラッコ啓蒙週間は全米で知られていますが、動物園や水族館は365日ずっと動物たちに対し最善の医療と栄養的なケアを行う一方で、来場者の方に教育を行いインスパイアしています。ラッコ啓蒙週間については当館のフェイスブックインスタグラムツイッターをフォローしてください。

 

皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!

Georgia Aquarium Blog

The Stars of Sea Otter Awareness Week

September 20, 2016 Written by: Imogen Farris, Public Relations Coordinator