【記事】ラッコと栄養カスケード | Saving sea otters: Sharing a trophic cascade

本日は2017年9月20日付のPatricia Newmanから、"Saving sea otters: Sharing a trophic cascade”をお届けします。

ラッコ啓蒙週間のお祝いのための1か月にわたるシリーズのインタビュー記事をご覧いただきありがとうございます。今日は、アメリカ魚類野生生物局のカリフォルニアラッコ回復・海洋保全コーディネーターのリリアン・カーズウェルにとって、新しく発見された栄養カスケードに関する子供向けの本に携わることがそんなにエキサイティングなのか、ぜひご覧ください。

投稿その5:栄養カスケードの科学を一般にシェアする

パトリシア・ニューマン:あなたが拙著「Sea Otter Heroes: The Predators That Saved an Ecosystem」に関わるうえで好きだったのはどういうところでしたか?

 

リリアン・カーズウェル:科学的に知られていなかったこの4レベルの栄養カスケードに関するエキサイティングな物語を、幅広い一般の皆さんとシェアするお手伝いができて本当にワクワクしていました。カリフォルニア中央沿岸部の住民のみなさんにはラッコがカニや貝を食べるのを見るのは非常にたやすいことですが、様々な生き物の間にある見えない関係の網を見つけるのは、その生き物をじっと見ていても難しいことです。こうした繋がりを生態学者のブレント・ヒューズ博士が明らかにしましたが、その発見のプロセスは本当に探偵物語のようです。

A Junior Library Guild Selection


ブレントのち密な研究がなければ、エルクホーン湿地帯の海草の繁殖、そしてその結果として大気中の二酸化炭素の固定化、そしていずれは外海へ移動していく多くの種が育つ環境を提供するということにラッコが間接的に貢献していたということに誰も気が付かなかったでしょう。また、子どもたちやその親、生態学的発見がどのように行われるかに興味を持つ人にその話を語るスキルのある作家がいなければ、私たちの多くは知らないままだったでしょう。

 

過去の投稿を見逃しましたか?こちらからチェックしてください!

投稿その1:【記事】ラッコを救う仕事 | Saving sea otters: One cool job

投稿その2:【記事】子どもたちへー科学に関するアドバイス | Saving sea otters: Science tips for kids

投稿その3:【記事】ラッコが直面する脅威 | Saving sea otters: Continued threats

投稿その4:【記事】ラッコは環境を守るヒーロー | Saving sea otters: Environmental heroes

 

月曜日:子ども向けの本に取り上げる中でブレントが気に入っていること

エルクホーン湿地帯(北カリフォルニアのモントレー湾からすぐ)の頂点捕食者であるラッコを含む栄養カスケードを発見したカリフォルニア大学サンタクルーズ校ロングマリン研究所の海洋生物学者、ブレント・ヒューズ博士へのインタビューです。

Can’t Wait?

次の投稿までもっと知りたいと思う方は、私の Sea Otter Heroes ウェブサイト でカリフォルニア州エルクグローブのフォルクスランチ小学校の5年生と6年生によるトレーラーをご覧ください。お子さんやクラスでプロジェクトベースドラーニング(PBL)のアイデアが浮かぶかもしれません。

 

[Featured photo credit: Elise Montanino]

Patricia Newman

Saving sea otters: Sharing a trophic cascade

Sep 20, 2017