【記事】マチャクとタンギク、ブレストに到着 | Matchaq et Tangik sont arrivées à Brest !

大変遅くなりました。今月初め、フランスのオセアノポリ水族館に到着した2頭のラッコたちに関するオセアノポリ水族館の記事をご紹介します。
新しくやってきたマチャクとタンギクの2頭は、プキクとともにすでに一般公開されています。

2頭は6月にオセアノポリスへやってきた最初のラッコ、プキクに合流

13か月と15か月の若いラッコたちは毛さブレストへ着陸しました。2頭はすぐにオセアノポリスの隔離エリアで海洋哺乳類担当チームの歓迎を受けました。2頭は飼育員や獣医師らにより、順応してきたと判断されるまで隔離エリアで過ごし、その後プキクと合流します。

2頭は若いオスのラッコで、生後6か月で座礁しているところをアラスカ州のシーライフセンターに保護されました。アメリカのチームは、私たちオセアノポリスでアザラシのケアを行うチーム同様にこうしたこうした動物たちのケアと健康を取り戻させるために尽力しています。

人間に対する刷り込みと、幼くして保護されたため母親から十分に生きるすべを習得できなかったため、このラッコたちは12月のはじめにブレストへ加わることになりました。

 

2頭の到着までの詳細は以下の通りです。

スワード(アラスカ州)のシーライフセンターはどのような仕事をしているの?

 オセアノポリス水族館の隔離水槽にいる若い2頭のラッコ、マチャクとタンギク© Océanopolis
オセアノポリス水族館の隔離水槽にいる若い2頭のラッコ、マチャクとタンギク© Océanopolis

私たちオセアノポリスのアザラシケアセンターのチーム同様、アメリカのスワードにあるシーライフセンターのチームも座礁した動物たちを保護し、ケアと休息を与えています。このヘルスセンターには様々な海洋哺乳類や海鳥が暮らしています。

健康を取り戻したラッコたちが野生に帰れないのはなぜ?

これまでの保全プログラム経験から、非常に幼い時期に保護されたラッコはケアを受ける人間と何度も接触するため、野生に戻してもうまくいかないことが分かっています。こうした接触により幼いラッコに「刷り込み」と呼ばれる現象が起こります。また、幼いうちに保護されると、幼いうちに学ぶべきことが学べなくなってしまうのです。

刷り込みとは?

「刷り込み」とは、幼い動物が人間との接触に慣れてしまう現象をいいます。生後の最初の数か月にケアセンターで保護されてしまうと、幼いラッコたちにとってこの「刷り込み」の現象が強く生じます。そのため、同じラッコの仲間より人間との接触を求め、行動が変わってしまうことになり、野生に返すことができなくなってしまうのです。

2頭のラッコたちはどのような状態で到着するのでしょう?

この2頭の若いラッコたちはアラスカからやってきます。アンカレッジから飛行機でブレストに到着します。アンカレッジからブレストまでの輸送はアメリカ当局に許可されたプロトコルに従った、特別な輸送体制のもとであっても、非常に難しいものです。ラッコに対するストレスを抑えるため、輸送時間はドアtoドア、13,000kmの距離を15時間に短縮させねばなりません。ラッコたちは透明な輸送用のケージに、乾燥した状態で入れられます。クリスティーン・デュマ(オセアノポリスの海洋哺乳類担当リーダー)、ブレット・ロング(スワードのシーライフセンターの動物管理者)、そしてキャシー・ウッディ(スワードのシーライフセンターの獣医師)がラッコたちのケアをするため、飛行機に同乗しました。

ラッコたちは一般公開されるのでしょうか?

オセアノポリスへ到着してから、ラッコたちは隔離水槽でオセアノポリスのケアチームと野生生物の獣医学専門家が責任をもって監視します。この隔離期間は、ラッコたちが順応できるかによって決定されます。チームがラッコたちがじゅうぶん順応したと判断すれば、オッタートレイルの水槽に加わります。

プキクと2頭のラッコたちはどのように面会するのでしょうか?

プキクと2頭の新しい仲間の面会は様々な段階があります。まずは、一般来場者から見えない、厳重に隔離された隔離期間です。この隔離期間は、ラッコたちが順応できるかによって決定されます。チームがラッコたちがじゅうぶん順応したと判断すれば、オッタートレイルの水槽に加わります。2頭は、取り外しできる窓で仕切られた水槽の片方に入ります。2つ目の段階で、プキクと2頭は最初の目と音による接触が行われます。最後の3段階目になると、仕切りが取り外され、3頭が合流します。この3つのステージはオセアノポリスのチームと動物行動学の専門家である獣医師の監視のもと行われます。